カンガのサイズ、素材、デザインの特徴
カンガ サイズ

カンガ サイズ

 
カンガのサイズについて
 
今回は、カンガのサイズについてのお話。

パーニュ(キテンゲ)など、同じ柄の連続がプリントされているタイプのアフリカ布は、反物のように1フィート○○円、2フィート○○円、といった具合に生地の長さで販売されています(長さによって値段も変わります)。それに比べてカンガは、枠の中で完成されている1枚布のデザイン。長さではなく、1枚(シングル)○○円、2枚(ダブル)○○円、というように枚数で販売されています。
 
カンガのサイズ

このように枚数で販売されるカンガですが、その1枚のサイズはメーカによって若干の差があります。
メーカー別に分けるとかなりの数があるため、カンガは大きく分けて2つのサイズがあると考えておけば良いと思います。まず一つは、タンザニアで流通するタイプのカンガ。そしてもう一つは、ケニアで流通するタイプのカンガです。それぞれのカンガの傾向を簡単にまとめてみました。
 
 
■ タンザニア カンガ(サイズ:約150×105cm)
デザイン:伝統的。昔ながらのシンプルなデザインが多い。再版も多い。
糊(ノリ):表面をコーティングしている糊(ノリ)の効きは薄め。
 
■ ケニア カンガ(サイズ:約160×110cm)
デザイン:多様なデザイン。カラフルなモノが多い。古典も前衛デザインも混在している。
糊(ノリ):メーカによりさまざま。強くかかっているものもあれば、ノリの効いていないものもある。
 
カンガのサイズ
 
注意すべきポイントは「ケニアのカンガ=ケニア製」「タンザニアのカンガ=タンザニア製」ではないというところです。それぞれのカンガは、全てそれらの国で作られているということではなく、いろいろな国で作られたカンガが混ざって販売されているというところが複雑なのです。そこには東アフリカ発祥のカンガも20世紀中頃から、さまざまな国で生産され始めたという歴史があるからです。
 
たくさんのメーカーが競い合うように作るカンガ。多様なデザインが生まれ、サイズや素材、質感、ノリのコーティングなど、さまざまな差が生じています。綿100%だったカンガも近年では「ポリエステル製」や「綿×ポリの混合」の安価で低品質なカンガもたくさん流通していて、自分好みのカンガを手に入れるにはかなりの目利きが必要となってきています。
 

綿100%か?ポリエステル製か?
特に悩ましいのは素材の見極めです。触ればすぐにわかるというカンガもあれば、表面を糊でコーティングしているカンガも多いため、そのようなカンガは、綿100%?ポリエステル製?現地の販売員でも触って分かる人が、ほぼいないという状況です。もちろんノリを落とせば質感の差はハッキリとわかりますが、、、。
 
日本で失敗しないカンガ選びのコツ
まず基本は、カンガをたくさん取り扱っていて実績のあるお店で購入するということです。カンガのメッセージの翻訳がしっかり載っているところも重要です(直訳的な翻訳ではない)。他のアフリカンプリントと違って、直訳のできないメッセージが記されているカンガは、翻訳するのに現地との親密な関係が必要になってきます。それはカンガという商品に対してもそうですが、現地とのお店の向き合い方が表れているようにも感じます。

そのような専門性を持つお店以外で、ノリのついている新品のカンガの素材を見分ける方法は、ほぼ一つしかないと思います。それは、メーカーのシールが貼ってあること!貼ってあるだけではダメです。そこにしっかりと「cotton 100%」と表記があること。これにつきます。選択肢はかなり狭まりますが、誰にでもわかる見極めポイントはそこぐらいしかないのが現状です。

最後は単純な話になってしまいましたが、シールが貼ってないカンガでも綿100%のカンガはたくさんあります。貼ってあるから綿100%、貼ってないから綿100%ではないという話ではないのです。経験のない人が糊でコーティングされたカンガの素材を見極める手段が無いというのがカンガの世界だと思います。そして、そんなことが日常に溢れているのがアフリカという世界なのかも知れません。「失敗した経験を重ねて学んでゆく」当時は必死でしたが、ケニアで暮らしたときを思えば、日常でもそんな面白さがあったなと思います。曖昧で親切過ぎないのが、心地よい世界とも感じられますからね、、、。

 

当店では、デザインやメッセージ、モチーフに惹かれて手にした1枚のカンガを通して、このような東アフリカの風土や文化などを少しでも感じていただけたらなと常々思っています。奥深いカンガの世界、ぜひその一端に触れてみてください。

 

★★ ご注意 ★★
シールが貼ってないカンガでも、綿100%のカンガはたくさんあります。シールに「cotton 100%」と表記のあるカンガは、間違いないということから、分かり易い指標の一つとしてご提案しています。