
たくさんのカンガを眺めていると
カシューナッツや草花のデザインの中に混じって
星のモチーフが描かれているものが多いことに気付きます。
一般的な星マーク(五芒星)。
そして六芒星や八芒星、
アスタリスクや十二芒星まで登場します。
何か意味があるのでは?
そう思って調べてみると、多様な星のマークは
あらゆる宗教や文化の中で様々な意味を持っていることが分かります。
【 五芒星 】(ペンタグラム)
世界中で魔術の記号とされ守護に用いることもあれば、上下を逆向きにして悪魔の象徴になることもある。
陰陽道では魔除けの呪符。陰陽道の基本概念となった陰陽五行説、木・火・土・金・水の5つの元素の働きの相克を表したものであり、あらゆる魔除けの呪符として重宝された。
【 六芒星 】(ヘキサグラム)
自然科学のシンボル。
ソロモンの紋章、イスラムでは預言者とみなされることから信仰対象となる。後にカバラに導入される。
悪を退け、正義を貫き、幸運を呼ぶ。
【 八芒星 】(オクタグラム)
八卦や御鏡など道具や神器等に多く使われる形で、四季と土用(季節の節目)や八方位などと深く関連している。
八角形は、正方形(この世)と円(永遠)との間を表す中間図形であると言われている。
八は完全性や再生、無限の循環などを象徴し、イーチンにおける八卦やペイガンにおける年の車輪などとも関連性がある。

世界で伝わる星の形とその意味、とても神秘的で興味深い内容です。
では、カンガデザインとの関係性は?意味は、、、?
何千何万種類あるといわれるカンガのデザイン。
じっと眺めていると、ついつい深読みしたくなりませんか?
